建物と売却 公開: 2026.07.02
古い家は「直して売る」「そのまま売る」「解体して売る」どれが得?建設グループの不動産会社の答え
築年数の経った家を売るとき、リフォームすべきか、そのまま売るべきか、解体して土地で売るべきか。判断を間違えると数百万円の損になることも。工事の実費感覚を持つ建設グループの不動産会社あくしゅが、3つの選択肢の判断軸を解説します。
築20年、30年と経った家を売るとき、必ず出てくるのがこの質問です。
「直してから売ったほうが高く売れますか?」
答えは「ケースバイケース」——なのですが、これでは何も言っていないのと同じなので、この記事では判断の軸そのものをお渡しします。
選択肢は3つ。それぞれの向き不向き
① そのまま売る(現況渡し)
- 向くケース: 立地が良い / 買主がリフォーム前提で探している価格帯 / 建物に大きな不具合がない
- メリット: 費用ゼロ・すぐ売り出せる
- 注意点: 印象が悪いと内覧で不利になることも
② 手を入れてから売る
- 向くケース: 水回りや壁紙など「少額で印象が大きく変わる」箇所がある場合
- メリット: 内覧の印象が上がり、早く・値引きされずに売れやすい
- 注意点: かけた費用がそのまま価格に上乗せできるわけではない
③ 解体して土地として売る
- 向くケース: 建物の傷みが激しい / 買主層が「土地から新築」のエリア
- メリット: 買い手の幅が広がり、土地として素直に評価される
- 注意点: 解体費がかかる。また建物を壊すと固定資産税の住宅用地特例が外れるため、壊すタイミングも重要
一番多い失敗は「直しすぎ」
売却前リフォームで最も多い失敗は、リフォーム費用を回収できない過剰投資です。
例えば、300万円かけてフルリフォームしても、売却価格が300万円上がるとは限りません。買主は「自分の好みで直したい」ことも多く、中途半端なリフォームはむしろ選択肢を狭めることすらあります。
逆に、数十万円のクリーニングや部分補修で内覧の印象が劇的に変わり、値引き交渉を防げるケースもあります。「どこに・いくらまで」の見極めがすべてです。
判断に必要なのは「工事の実費感覚」
この3択の判断には、次の情報が同時に必要です。
- その家の建物の状態(構造・雨漏り・水回り)
- 修繕・リフォーム・解体の実際の費用感
- そのエリアの買主層と相場(名古屋市西区・清須・北名古屋なら、どの価格帯にどんな買い手がいるか)
一般の不動産会社は3は分かっても、1と2は外部の工務店に聞かないと分かりません。あくしゅは鉄筋工事・注文住宅・リフォームを手がけるウサミグループの不動産会社なので、この3つを1つの窓口で突き合わせて、「直す・そのまま・解体」の手残り比較をご提案できます。
まとめ
- 3つの選択肢に絶対の正解はなく、手残り額の比較で決める
- 最多の失敗は「直しすぎ」。かけた費用は価格に全額乗らない
- 解体は税金のタイミングにも注意
- 建物の状態×工事の実費×地域の相場、3つ揃えて判断する
「うちの場合はどれ?」という段階のご相談で大丈夫です。査定と合わせて、無料で比較をお出しします。
執筆: あくしゅ(株式会社あくしゅ)/ 愛知県知事(2)第23697号・(公社)全日本不動産協会会員。 記事の内容は公開時点の情報です。税制・法令の適用は個別の状況により異なるため、実行前に専門家へご確認ください。